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おばあちゃんは、ゆっくり話始めた。
「お母ちゃんね、疲れたの…お父ちゃんと喧嘩して…別れようと思うの…別れて、離れて暮らそうと思うの…でも、いつかは、一緒に又暮らせたら、いィと思ってる…大志…一週間後に家出ようか…」
そう言った。
四才のオトンでも、“離婚”という言葉とまでは、分からなかったが、親父とは、離れてしまうとは、分かった。
「…オトンと離れるのは、嫌だけど、又、一緒に暮らすかもしれないンでしょ??それに、…オトンと一緒にいて、オカンが辛いなら、いィよ。俺、オカンと一緒に行く!」
元気よくそう言った。
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