-オトンの過去-

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すると、家の様子がおかしかった。 玄関から漂ってくる、暗くて重い空気。 ヤバイと、感じた、オトンは、その時、外に出ようとした。 ―――が、ある泣き声が聞こえて来た。 それは、オカンの声。 そう……俺から見て、おばあちゃんだ。 オカンの泣き声。 今も、当時もオカンの事が大好きなオトン…… 甘えん坊のオトン。 なぜ、お母さんが泣いているのだろうか…… そう思ったオトンは、急いで台所へと向かった。 すると、そこには……
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