言葉

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嘘だよね・・・絶対あり得ない・・・ そう思いながらも僕は屋上への階段をゆっくり上っていた。 ドアには鍵がかかっていた。僕はドアの上部にある硝子を素手で割った。 左手に血が伝う。 ある程度硝子を割り自分の通れるだけの穴をあけ無理矢理外へ出る。 腕や腹が硝子で少し切れる。 血が流れてくる。 痛みは感じなかった。                                   フェンスを越え、ふちに立つ。 生暖かい空気が頬を撫でる。 僕は静かに目を閉じ足を踏み出した。
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