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「ねぇ、シュナイダ―あんた男なんだから先行きなさいよ」
マリアがシュナイダ―に鍵をわたす。
「ケッ!男まさりのマリア様がこんな時だけ女かょ…」
「今何か言った?」
マリアが両手を腰に、シュナイダ―を見据える
「ハイハイわかりましたょ…」
シュナイダーは警戒しながらカードを通し、暗証番号を押すとドアが開く
「ゴクリ」二人とも生唾を飲込み、ショットガンを構え中に入って行く
中には充電中の150台のロボットが、幅5m程の通路を挟んで、75台ずつ整然と並んでいる。
「ふぅ、特に異常は無いようね、念の為、1台ずつ主電源を確認しましょ」
マリアとシュナイダーは二手に別れて、それぞれ75台ずつのロボットの電源を調べ始めた。
暫くしてシュナイダーが
「…変だな、おいマリア、後何台だ?」
「後5台で終わるけど何?」
「こっちは調べ終わったけど1台足りないんだ、そっちは何台だ?」
「70台調べ終わって、後5台だから、こっちの数はあってるわよ、数え間違いじゃないの?」
「いや、間違いなく74台しかない」
「変ねぇ…そんなわけ無いんだけど」
マリアが訝しがる
とその時
「ガシャン!」
倉庫の中の照明が、全て消えた。
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