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2307年4月7日
AM01:35
ネオトーキョー
アキバハラ
某ダッチノイドヘルス
「ブーンブーン」
ベッドの脇に置かれたチェストの上で、携帯電話が振動している。
携帯のディスプレイ画面に、「地球連邦政府広報」と表示されている。
「ちぇ、うるせえなぁ今いいとこなのに…」
「イカガイタシマスカ、ゴシュジンサマ」
メイド型ダッチノイドのトモエが全裸で仰向けになって寝ている正男の身体に跨がったまま携帯電話をどうするか聞くと、正男はディスプレイに表示されている発信元を見もせずに言った。
「無視、無視、絶対に出るなよ、電源切っちゃっていいよ」
「カシコマリマシタ」
トモエが正男の身体に跨がったまま、右手を伸ばして、ベッド脇のチェストの上に置かれた携帯電話の電源を切る。
「さあ、これで邪魔が入らないで、ゆっくりと楽しめるねトモエちゃん?」
「ハイ、ソウデスネ、ゴシュジンサマ」
「さあ、トモエちゃんキスしてくれ、ディープにね」
「ハイゴシュジンサマ」
トモエが跨がったま身体を倒して正男にキスをする、言われた通り深くディープに。
うっとり、と目を閉じトモエのディープキスを楽しんでいた正男の目が突然大きく見開く。
「うー!むーむがぁぁ!」
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