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大和はつぶやきながら大きなため息をついた。
(大和)「勘弁してくれよ、頼むから真面目にしてくれ。時間がないんだ。」
と、呆れて言った。
(夏樹)「…なぜ時間が無いんですか?」
大和は歩きながら説明を始めた。
(大和)「前にも言ったが、ヘルソルジャーと言う組織が、世界の歪みを作り出し、世界を壊そうとしているんだ。それは今現在も進んでいて、本当なら僕も、その現場に向かい奴らを止めなければいけないはずだった。だが…」
(夏樹)「僕達の為に残っている。と言うより、残らざるを得なかった。」
(大和)「そうだ。
(やはり彼が一番キレるな)」
夏樹は少し考え、質問を始めた。
(夏樹)「じゃあ、なぜヘルソルジャー達は世界を壊そうとしているんですか?」
(大和)「この世界を壊し、新しい世界、“新世界”を創ることが目的らしい。」
(春樹)「はっ、バカ見てぇ。」
(大和)「確かにバカげてる。が、奴らは本気だ。だからうかうかしてられないんだよ。それに…」
(夏樹)「?、それに?」
(大和)「奴らに新しい魂の戦士を育ててることがバレれば、早い内に攻めてくるはずだ。」
(夏樹)「なるほど。」
(春樹)「へっ、返り討ちだ!」
(大和)「ま、そのためにも、早く戦えるように成ってもらわなきゃな。」
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