出会い

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 12月24日。 日がすっかり落ちて、代わりに月が行き交う人々を照らす街の片隅で、大分遅くなった会社からの帰途についていた僕は一人の子供を拾った。 彼は暗い町中に誰を待つというのでもなく、ただ、一人でそこにいた。じっと僕を見つめて。
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