君がいた春  魔法・・・

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「え?ちょっちょっと待って」 聞いてくれるわけもなくだんだん滝に近ずいている・・・ とうとう滝の下に来た・・・ 濡れる!と身をすくめた瞬間奇跡が起こった。 滝の下にいるのに全く水が降って来ないのだ 恐る恐る上を見た瞬間固まった怖かったのじゃない あまりにもそれがきれいだったからだ。 すごかった見上げた先には滝と桜が綺麗にうずまき 折り重なってまるで奇跡としか言いようのない光景が目に飛び込んで来たのだった。 涙が溢れた演技じゃないあまりにも綺麗過ぎて勝手に涙が溢れたのだった。 「すごい」 涙が止まらない まるで壊れた水道のようにこすってもこすってもあとから出てくるのだった。 一通り泣いてから先輩が魔法を止めた。 そして先輩が意地悪く、 「どうだ?驚いたか?」 と聞かれて またあの光景が脳裏に蘇えった また涙が溢れてくる。 あまりにも綺麗過ぎてなのにすごく儚くて優しくて思い出すだけで涙が止まらない。
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