君がいた春  魔法・・・

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「ごっごめんやり過ぎたか?」 先輩が勘違いして謝りだした。 なので今度は意地悪をしないでちゃんと先輩に言った。 「違いますよ、あまりにも綺麗だったから涙が止まらなくて、先輩のせいじゃないです」 驚いた…… 今まで…人に見せた事が無い訳じゃ無いが他の奴はみんな怖がって逃げて行った…… なのにこいつは怖がる所か綺麗とまで言った やっぱりこいつなら……と心の中で思っていたらそいつがいきなり 「先輩?」 っと話し掛けてきた。 「ああごめんちょっと、考え事をしてた」 先輩の話し方が優しくなってきているなどと考えながらこう言った。 「先輩どうしたんですか?考え事多いですよ」 「いや、なんでもない」 「そうですか?」 こいつには人の考えてる事が解るのだろうか・・・ 「ああ何とも無い、ただ突然だが良いか?」 「何ですか?」 別にたいした事じゃないだろう そう思って軽い調子で聞いてみた…… だから先輩が言う事をあまり聞き取れなかった
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