27人が本棚に入れています
本棚に追加
明らかに表情が変わった。
「あの・・・先輩?」
「どうしたいんだ?テレビにでも話すのか?この人は魔法が使えますとかか?」
「!?」
そんなつもりは考えても見なかった
ただもう一度あれが見たかっただけだった。
「どうした?図星で声も出ないか?」
「先輩どうしてそんな事言うんですか?」
「違うのか?言ってみろよ!!」
北見はひどく興奮しているようだった。
「先輩私は、全くそんな気はありませんよ」
「?じゃあどうしたいんだ?」
「あの、なんていうか手品みたいな・・・」
「手品?あれは魔法だ」
北見は当たり前のことの用に、いいきった。
「まっ魔法!?まさかそんなわけ・・」
「あるんだよ俺にはな・・・」
「・・・・・・・・・・」
「どうした?驚いて声も出ないのか?」
「すっごいじゃないですか!!」
昔から魔法だなんだというものにとても興味があった
だから驚きより先に羨まし
さの方が勝っていた。
「はぁ?」
先輩はひどく間抜けな声を出した。
最初のコメントを投稿しよう!