君がいた春  魔法・・・

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明らかに表情が変わった。 「あの・・・先輩?」 「どうしたいんだ?テレビにでも話すのか?この人は魔法が使えますとかか?」 「!?」 そんなつもりは考えても見なかった ただもう一度あれが見たかっただけだった。 「どうした?図星で声も出ないか?」 「先輩どうしてそんな事言うんですか?」 「違うのか?言ってみろよ!!」 北見はひどく興奮しているようだった。 「先輩私は、全くそんな気はありませんよ」 「?じゃあどうしたいんだ?」 「あの、なんていうか手品みたいな・・・」 「手品?あれは魔法だ」 北見は当たり前のことの用に、いいきった。 「まっ魔法!?まさかそんなわけ・・」 「あるんだよ俺にはな・・・」 「・・・・・・・・・・」 「どうした?驚いて声も出ないのか?」 「すっごいじゃないですか!!」 昔から魔法だなんだというものにとても興味があった だから驚きより先に羨まし さの方が勝っていた。 「はぁ?」 先輩はひどく間抜けな声を出した。
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