侵蝕され始める日常

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…正直に言えば、たった一つのモノを奪い合う闘争なんて勝手にしろ、なのだが… 民間人が巻き込まれるのはどういうことなのか。 遠坂の話によると、サーヴァントは霊体なので手っ取り早く強力にするやり方として… 人の魂を喰わせる と言うことらしい そんな理不尽なことをやる奴いたりするらしい そして被害は民間に 流星のごとく降り注ぐわけなのだ。 そんなこと     赤■あの■獄が 許せる分けないじゃないか       脳裏■映■ そんな理不尽な死を 頭■ノイズが走■。あまりの怒■に■が沸騰したような感覚が押し寄せる。 許せない許せないゆるせない許せない許せない許せない許せな■許せないゆるせないユルセナイ許せない許せない■せない許せない許せない許せない■るせないゆるせない許せない許せない許せない 許せない 人の命をなんだとおもって 『―るんだぁ!』 と勢いよく起き上がる 『あれ…ここは…』 自分の部屋だった。 昨日の遠坂たちと橋の向こうにある丘の上の教会に行ったのは、守る者がいなくなった時の保険でもあるためだった。 …………… 『―サーヴァントに魂を食わせろ、と言うことなのか』 『そうだ―悪魔で最終手段であるが、失った戦略を補う為にも腐った性根の魔術士行うことだ。第一に、民間に手を出して魔術を一般人に教えてしまうかもしれぬ。そんなことをすれば…』 『陰影されていた魔術が世間一般に知らしめてしまう―それは魔術士が最もやってはいけないこと。そんなことをすれば…』 『―魔術士協会が黙っていないだろうな。何、お前のような力がない者がすることだ。』 『―くっ』 『綺礼、無駄なことを教えないで。私は聖杯戦争について話してといったはずよ』 『おっと、すまんな。これは私の悪い癖だ。何、気にするな、聞き流せ』 そして粗方の聖杯戦争について聞いた。 なぜ、人間に英霊たちが従うか、いつにこの戦いがはじまったか、そして今までの聖杯戦争の結末を… 前回の戦争には綺礼も参加していたらしい。 そして俺たち二人は、外で待っているセイバーの元に行こうとすると… 綺礼が話し掛けてきた。 『―喜べ、少年。貴様の願いはようやく成就する』 『――』 その言葉が深く、胸の奥に突き刺さった…
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