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interlude in 1―1
《ある男の心中》
やはり、俺は遠坂に召喚されたのか。
時の螺旋から外れたといっても、運命は変わらないようだ―――が、今回は、いや今の私の聖杯戦争は違うようだ。
――あの女は一体誰だ。
奴の家でみたセイバーのサーヴァントは私が出会ったのとは明らかに違う。私の時にはかつて。未来に復活すると言われる《□ーサ□》だった。
この時代は、私の知る限り出会うことのなかった運命
――さて、衛宮 士郎よ。今回のお前は何を見せてくれる。私では出来なかったことを成し遂げるか、それともその理想に溺れ死ぬか。
さぁ――
貴様の活路を見い出してみよ
interlude out
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『じゃ揃った所で話をしましょうか』
アーチャーが入れた紅茶をすすりながら話が始まる。
…余談だが紅茶がとんでもなく美味い。こりゃ後からアーチャーから聞き出さねば。
―聖杯戦争
それは七人の魔術士がサーヴァント(使い魔)を召喚し最後の一人になるまで行う殺し合い。いや―これほどまでに激しいのだ。戦争と言ってもさしさわりのないことだ。得た者にはどんな願いも叶えることができる召喚されたサーヴァントにはクラスが付属される
バランスに優れたセイバー
遠距離戦に秀でたアーチャー
敏捷に優れしランサー
特殊な技能に優れたライダー
魔術による行使を得意とするキャスター
暗殺、気配を隠すなどの隠密行動に特化したアサシン
そして理性を代償に力を手に入れしバーサーカー
これに該当する者が聖杯により原世に召喚される。
『―とおおまかに説明したけどわかった?』
と、ことも無し気に説明が終わる。
『な、なんとなく。』
と自信の無さそうな言葉。
『まぁ、いやでも分かってくるかな。自分自身を狙われるんだから』
と、そんないやな事をサラッと言う。
『そんなことより、ねぇ衛宮君』
と鋭い眼孔でこちらを見据えてくる。意識を魔術士にスイッチを切り替えたんだろう。
『なんだ遠坂』
『―あなたに、私個人で言いたい事があるの。いいかしら』
『あ、ああ…いいけど。どうしたんだ?改まって』
『―ええ、先に許しをもらってないとね。じゃ言うわよ』
すう……
瞬間耳が弾けた
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