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派閥戦というめんどくさいゲームに参加させられた霊夢はいつも通りあの妖怪を恨んでいた。
「またあの隙間妖怪が変な遊びして」
と言いつつも優勝すれば神社の名前も有名になり賽銭が集まるんじゃないかとの期待もあった。
一方で1人しか居ないこの派閥をどうやって保つかも問題であった。
幸い魔法使い組とは隣接しているので同盟は組めるだろうが最終的に残るのは一組だけであるためどこかで裏切りをしなければならないがそれは神社の評価を下げてしまう。
その時「よう霊夢。武器を仕入れにコーリン堂に行くけど一緒に行くか?」とまりさが声をかけてきた。
「今同盟どうしようか考えてたところよ」と霊夢は返す。
「仲良くやろうぜ。親友だろ。お前のところは1人なんだから危なくなったら援護するぜ」
「そうね。ありがとう。」
とそんな会話をしつつコーリン堂にたどり着いた二人。
「いらっしゃい。武器の調達かい?金なら隙間妖怪から貰ってるから自由に持っていってくれ」
「好きなだけ持っていっていいのか?」
「ごめん修正する1人1個までな。あんたら全部持っていきそうだから」
霊夢は店の隅に置いてあった札を見つめていた。
「やはりあの札が気になるかい?」とコーリン堂の主が話しかけてきた。
霊夢は頷いた。この札からは並々ならぬ霊力を感じていたからである。
「その札は一定時間相手の能力を封じる強力な札だよ」霊夢はこれに決めた。
一方まりさはというと来てみたが特に使えそうな武器も無かったので霊夢を待っていた。霊夢が出てくると二人で博麗神社へと戻っていった。
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