memories_1

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  「じゃ、シスター! いってきま~っす!」   「…いってくる。」   元気よく手を振るアリシアと、まだ眠たそうなミレ。     朝食後、準備を済ませた二人と、見送り出て来たシャノンは教会の前にいた。   「おう!今日は朝の鍛練できねぇから、ちゃんと行きながらやれよ!」   シャノンは豪快に腕を組むと、最高の笑顔を二人に向ける。     「は~い!」   アリシアは大きく返事をし、ミレは無言で頷くと、二人はシャノンに背を向け走り出した。     「気ぃつけてな~!」   どんどん遠ざかってゆく、金と銀の輝き。   シャノンは二人の背中が見えなくなるまでそこに立っていた。  
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