~序~

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・・・・・・・ ・・・結局・・・負けるんだよな・・・。 『・・・なんか用か?』 『やっと観念したか!』 『勝ち誇った顔するな・・・第一このまま俺に街中を歩けってのか?』 『あら?私は別にかまわないわよ?一護の背中から見る景色も悪くないわ』 ・・・本気でかまわないと思ってるところが怖い。 『俺はかまう!!』 『あら・・・じゃあだっこにする?』 『そういう問題じゃねぇ!!クラスの奴らに(特に水色)見つかったらどう説明するんだよ!』 『一護の保護者です。』 『見えねぇよ!第一このカッコじゃ保護されてるのお前だろ!!』 『あら?将来は自分の母親を背負って生きていくのよ?世の常じゃない』 『そんな老人介護の本質みたいな事言うんじゃねぇ!・・・あぁ!もう!いいから降りろ!!』 『はいはい...』 本当に・・・本当に渋々背中から降りる愛莉。 『でも...その激しい突っ込み。才能あるわよ?一護』 『そんな才能いらねぇ!』 『あら・・・もうコンビ名も決めてたのに・・』 『どこまで進んでるんだよその妄想!!第一相方は?!・・・って聞くの無駄だな。』 にこにこしながらうなずく。・・・確実に不快度数上昇。 『・・・って・・大体何のようなんだ?』 『さぁ...なんだったかしら...』 『おい・・・』 本当に・・・疲れる・・・。 『もう!そんな「やれやれ」って顔しないの』 『そこまで読めててなお改める気のない遠慮の無さに乾杯』 『わぁい!』 『一応言っておくが褒めてないぞ?』 『うん!知ってる。』 『・・・』 『そうそう!今日は買い物に付き合ってほしかったのよ。』 『買い物?』 『うん!』 『・・・パス』 『えぇ~~!なんで~?』 『お前の買い物長いから。』 『今日は浦原さんとこなの。』
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