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『浦原さ～ん！来たよぉ～！』
『いらっしゃい。愛莉さん。いつもお二人で仲がいいですねぇ～』
『・・おい・・・余計なこと言うな。』
『おや？不満そうな顔ですね～・・倦怠期ですか？』
『違う！ってかまずそうなるような関係でもねぇ！！』
『酷い・・昨日の夜も「今日もかわいがってやるぜ？朝までな」って言って私を弄んだくせに・・・』
『てめぇ！浦原さんは信じちまうんだよ！そういう話！』
『い～え～。信じませんよ？だって・・・もともとそういう人でしょう？』
『あ～・・・こいつらどうしてこうも俺を不快にするのがうまいんだ・・』
二人とも息ぴったりなコントをくりひろげてる時、
『オォォォォ・・・』
『！！』
空気が震えた。
浦原さんも気づいてる。
『・・？どうしたの？』
『愛莉さん・・お仕事のようですよ？』
慣れた手つきで俺と愛莉の魂魄を抜く。
『きゃ！』
『こっちだ！』
『え？えっ？』
俺は震えの原因の方に向かって走る。
愛莉もわけがわからない様子だが一応ついてくる。
少し行った空き地に・・・ソレは居た。
『オォォォォォォォ！！』
『・・な・・虚・・？』
『あぁ・・気を抜くなよ？』
『わ、わかってるわよ！』
明らかに緊張と恐怖が顔に出てる。
・・・これは・・俺がやるしかねぇか・・・。
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