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ウケた梅垣の次に歌うのは坂本である。
彼女が選んだのはaikoの歌だった。
これが上手い!
あまりの上手さに次の曲を選んでいた池田まで手を止める。
一同はしばらくの間聞き惚れた。
そんな中池田が一言。
『レベル違うわ…』
全ての者がそう思う中坂本の歌は終わった。
終了と同時に起る拍手。
それに対して坂本は恥ずかしそうに笑っていた。
『どうでした?』
梅垣の評価が気になる坂本は早速梅垣に尋ねる。
『びっくりする位上手いな。』
『ありがとうございます。』
『思わず聞き惚れて犯罪に走る所やったわ』
『何が犯罪です?』
坂本は首を傾げる。
『だってチビちゃんに惚れそうになったもん。
高校生好きになったらアカンやろ?』
『エッ?』
坂本の頬が紅くなる。
しかし梅垣のセリフは本気でなくただの歌を上手いという表現をこの様なセリフで言ったに過ぎなかった。
頬を紅らめて喜ぶ坂本。
しかし梅垣はまたも気付かずにいたのだった…
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