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翌日、夕方になっても夜になっても、Yからの連絡はなかった。もうキャンプ場は出たはずだろう…なんでメールもくれないんだろう…私からのメールも電話も、シカトだった。
いてもたってもいられなくなった私は、夜の9時を回ったというのに、家を飛び出してYの実家までチャリンコをしゃかりきに漕いだ。無礼にもYの家に押し掛け、Yが不在ならYの部屋で待たせてもらうつもりだったのだ。
突然の私の訪問にYの母親は困惑していたが、とりあえずYの部屋に通してくれた。Yはまだ帰宅していなかった。
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