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夜の11時を回った頃だったか…Yがようやく帰ってきた。2時間あまりだったが、私にはとても長く感じた。部屋にあがるYの足音が聞こえる。部屋のドアが開き、Yは開口一番
「なにやってんの」
と言った。まぁ、確かにそうだ。でもずっと待っていたんだ。私は泣きそうになりながら、例の作戦を実行しようとYに駆け寄り、Yの顔をまじまじと見つめた。
ラメやパールらしきものは見当たらなかった。
安堵と、ほったらかしにされた悲しさが一気にきて、私は泣いた。
Yは優しくしてくれると思ったが、意外な言葉が出てきた。
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