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Yからも、ちょくちょく連絡はあった。Yの最後の一言は、私を傷つけさらに気をひくための作戦だったようなのだ。どこまでもサディスティックな男である。
ところが私はAと恋愛モードでつれないため、Yも異変に気付いたようだ。
ある日、Aとのデートが終わり、最寄りの駅まで送ってもらい、駐輪場に向かう途中、一台の車が私を足止めさせるように私の前に斜めに急停車した。
驚いて立ち止まると、Yが怒りを湛えた笑みを浮かべて車から出てきた。
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