秘密の片想い

真美

私がいるのに気にすることもなく

むしろ私に見せつけるくらいの勢いで恭ちゃんに甘えた声でまとわりつく。

それがすごくイヤで…

でも口に出して言えなくて恭ちゃんの背中のところをギュッと掴む。

私の異変に敏感に感じた恭ちゃんが私の手を握ってくれた。

私もその手を握り返し恭ちゃんの背中にぴったりとくっついた。

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