その男はコピーする

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『な まさか……菊地くん』 菊地くんを見ると次の音がいつ来るかと構えている。 ブッブゥウゥッ   唇を変な方向へ曲げ ブッブゥウゥッ 『ちょっと……菊地くん』 方膝を突いて菊地くんは俺にシッと人指し指を立てた。   ブリッビッ   ン…ブリッビッ   に……似てるー!! そっくりだよ菊地くん 俺は堪えきれず 笑った。 『耐えられねー ブハッハッハッハッ』 菊地くんは俺が腹を抱えて笑うのを確認すると、フッと鼻で笑い車の雑誌をスマシタ顔で読み始めた。 俺は就寝時間を過ぎて思いだし笑いをして、看守さんに怒られた。 笑いには感謝したが少しだけコノヤロと思いながら眠りについた。
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