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検察庁から自分の部屋(もう面倒だから部屋でいい)へ戻ると、いつも調べの後にされる金属探知機で体を調べられた。
『何も ないっスよ』
塀の外の空気に触れて少しオセンチになっていた俺はふてくされて余計な一言を言ってしまった。
『当たり前だ 何かあったらコッチが困るんだよ』
正論ですね
部屋へ戻ると菊地くんが鼻をスンスンさせながら『タバコの匂いいいいぃぃ あ あ あ あ ……何本吸ったの』
とデリカシーのない事を聞いて来たので
『480本』
と嘘をついてやった。
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