†crossing ties†

不良と言ったら？？

「考えてきたんだろ？」

しばらくスルーしていた慧に話かけた。

「ああ…一応」

「くだらなかったら張り倒すからね？」

「は、はい…」

浩介の黒オーラに怯えながら返事する慧はかなり哀れだ。俺も同じ目にはあいたくない…

「や、やっぱり…不良といったら喧嘩強いのかなー？………とか？」

「確かにイメージ的にはそうだよね」

「で、どうすんの？」

俺はともかく２人は強いか知らない。弱かったとしたら簡単には強くならないしなぁ…

そんな事考えてたら何か言いたそうに慧が見てくる。見過ぎて気持ち悪い…

「…なんだよ」

「いや、その…海斗が教えてくれたらいいなーって」

「あ、それいいね!海斗だし」

はい!?俺無理だぞ？しかも俺だしってどういう意味だよ!!

「「いいよな(よね)？」」

あ、俺に拒否権無しですか？

「当たり前でしょ？」

「浩介…何言ってるの？」

あれ？俺心読まれてる？

「気にしないで」

「「気にする!!」」

喧嘩の特訓は明日から…？