~プロローグ~

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何処かのB級ホラーの様に地面から湧き出る人間。 手が無かったり、足が無かったり、よりどりみどりだ。 正確な定義では無いが世間一般で言う『ゾンビ』と形容出来るかもしれない。 視線は全員虚ろだが確実に自分の方を向いている。 「神に歯向かった罪…。 神様も随分と心が狭いのね…。」 愚痴りつつ、折角だから装填済みの弾薬をぶちまける。 囲まれない様に間合いを取りつつの乱射。 此所が本当に地獄なら自分も死者。 相手も死者。 「死者が死者を殺して何か悪いの…?」 「GYAaaaaa!?」 やっぱり再生するらしい。 でも構わない。 再生出来ないレベルまで蜂の巣にすれば良い。 弾ぎれしたら即リロード。 動きが鈍足だからその程度で隙にはならない。 「Good-bye…. …死者に言うのも変だけど。」
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