関東大会へ向けて

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隼人:「うっし!お先!」 隼人は千夢の肩を叩くとコートの外に出ていった。 ランニングは一年だからといってペースが落ちることはなかった。 そして走り終わった6人はそれぞれコートに入りストローク練習が始まる。 隼人は一の球出しするコートに入った。 隼人:「ゼェ、ゼェ。 お願いします!!」 隼人はランニングでかなりの疲労がたまっていたが、大きな声で挨拶をするとラケットを構えた。 一:「いくぞ!!」 バンッ! ――――――……… 隼人:「……ハァ、ハァ。」 隼人は用意された球を全て打つ事なく脱落。かろうじて立ってはいるものの、走るのは無理なほどに疲れが隼人の体を襲った。 一:「次!」 一は隼人に構うことなく次の人の名前を呼んだ。 鳴海:「やっと俺の番か。」 鳴海は呼ばれコートの外にでた。 千夢:「しっかりしろぉ~~!!」 ズルズル、ズルズル。 千夢は隼人を引きずりながらコートから出した。
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