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いっつも隼人は予想外なことばかり言う。
千夢:「なんでテニスなんよ??」
隼人:「ぃゃ~~俺の両親テニスやってたらしく、しかも!!結構強かったらしいんだよ。」
――へぇ、隼人の両親がテニスやってたなんて初耳だ。
千夢:「ほ~。んで??」
隼人:「んで!!!!もしかしたら~!両親を越える才能を俺が持ってるかもって考えたわけですよ~!」
ハッハッハ、と意味不明に、誇らしげに笑う隼人。
この阿保め……
千夢:「その夢みたいなことに俺をまきこむなよ。」
呆れながら俺は言った。
――もちろん俺にはテニスの経験など全くない。
隼人:「頼むよ~!チーはスポーツ万能じゃん!!きっと~テニスだって上手くなるって!新しいことにチャ・レ・ン・ジしよ~ぜ!!」
また変なポーズをしている。
――結局、明日テニス部の練習を一緒に見学しにいく約束を無理矢理させられてしまった。
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