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「う~…」
道路で座りこんでいた少女が目に涙がたまっている。
「折角…あの家から出れたのに…私はどうして道に迷っているのでしょう?!…いえ!私は迷っていませんっ!この道路が迷わせているのですっ!!」
女の子は首を降りながら独り言を言う。
午前0時00分…
「お腹も減りましたわ…うぅ」
宛ても無いまま彼女はひたすら歩く…その時…
「お店に…光が…!助かりましたわ!」
彼女はすぐにその店に走って行った。
チリン♪
ドアを開けるとベルがなった。店の中を見ると不良の男がいたり、ヤクザみたいな人がいたり…とにかく、男が多かった。だが、彼女は気にせずに席につく。
「いらっしゃいませ。…って…あんた何歳?」
女の子が聞く。
「え…14歳ですが?何か不満でもありまして?」
その言葉を聞いた女の子は笑顔でこう言った。
「帰れ馬鹿野郎。」
「…っな?!なんですって?!そんなことを言ってもいいと思っているのですか?!」
「ここは…未成年立ち入り禁止だ。わかるか?ここは…酒場だ。」
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