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いつからなんて知るもんか
いや、きっとアイツと初めてあった日からアイツに惚れてたと思う。
アイツは知らないし気付いていないだろう…俺の十四年間の想いを。
一歳違いの俺のハトコ。
河豚田タラオ。
気真面目で誰よりも優しく可愛い俺のタラちゃん…。
母さんに初めて手を引かれて行った親戚の家は昔ながらの日本家屋でちょっとした庭があり縁側っうのがあって厳粛そうな爺さんと優しい婆さんとおっちょこちょいの小母さんに気のイイ小父さん。そして小母さんの年の離れた兄妹達。皆、俺に優しかったし甘かった。
自分で言うのも何だが、かなり俺は可愛かったと思う。
大人達は俺がゴネルと大体はワガママを聞いてくれたし皆が俺の機嫌をとってきた。
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