第一章

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「ルパンだ!本当にルパンが出たぞ!」 もぬけの殻になった金庫を見て、警備員が大声で騒ぐ。 「こんな予告状がまさか本物だなんて、、、」 意地の悪そうなキツイ顔をした初老の女性が、ふざけた文面の予告状を憎らしげに握りつぶす。 「なんとしてでもルパンを捕まえて!まだそう遠くには逃げていないはずよ!!」 初老の女性から指示を受けた5名の警備員達は、一目散に唯一の出入り口である扉を目指して駆け出した。 そう、その警備員の中に渦中のルパンが変装している事も知らずに、、、。
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