掴めないモノ

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掴めないモノ

視界に靄がかかる 僕は空(くう)に手を伸ばす 掴める筈のないものを 一生懸命求めるんだ 頭上から雨が墜ちる 雨は僕を打つ だけど決して心には触れない まだ、届かない いつになったら あの腕を掴めるのだろう 君は知らん顔で前を通り過ぎる 僕はこんなに君を思っているのに 君は。  
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