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ユウは机に顔をふせ、ケータイをとじて両手でにぎりしめた。
『まだこないかな…』
タツヤからの返事でケータイが震えるのを待つ。
『こんなに返事が待ち遠しいメールは久しぶりだなぁ…』
元カレと別れて半年…別れた直後は虚しくて淋しくて誰かと繋がっていたくて友達とのメールにあけくれていたが、しばらくすると気持ちは自然と落ち着いていた。
だが、タツヤと仲良くなってからまた誰かと繋がっていたいという不安に襲われていた。
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