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ある日のこと
テレビを見ていると、風呂場から
ドスンッ‼
と言う鈍い音がしたので見に行くと母が風呂場で倒れ、うつぶせになっていた。
私は何をしたら良いか分からずオロオロしていると遅れて父が表れ母を担ぎ寝室へと運んで行った。
呆然としていると寝室から父が出てきて、ユックリと、どこか寂しい顔で私に言った。
「お前は知らなかった事だが実は母さんは病気なんだ!」
自分の足が震えているのは分かったが父の手も震えていた…
「今後も母さんが倒れる時があるかもしれない…だから俺とお前がシッカリして守るんだ!良いか?」
今までに無いくらい父の目が大きく見開いていた。
私は小さく頷くと父は私の肩を叩き、母の眠る寝室へと戻っていった…
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