私立四ツ葉学院

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朝の光が窓から入り目が覚める。 『あれ‥私‥寝てた?』 不意に下を向くと昨日見ていた学校のパンフレット。 そこに、オリエンテーション3月20日の文字。 あれ‥今日って‥ 『きゃー!今日オリエンテーション!?って事は学校!?』 時計を見ると6時前、急いで用意していけばなんとか間に合う時間。 『なんでお母さん言ってくれないかなぁー!もぅ!』 ぶつぶつと独り言を言いながら、昨日届いた制服を急いで着る。 制服は白のワンピース。 スカートは膝上で、フリルが下から見える。 いかにもお嬢様学校の制服にドキドキしながら、身仕度を整えていると気付いた。 『‥持ち物が分からない!』 パラパラと案内を読むが持ち物は見当たらない。 『‥もう!』 とりあえず、適当な鞄に筆記用具や財布を入れる。 時計は6時半。 『よし、これなら間に合う!』 だかだかと玄関に向かいドアを開けると、信じられない光景が目に入った。 .
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