心、一人の少女

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「罰としてお前は今日から私のペットだ」 「ペットぉ?」 でも下僕よりかはランクアップしたかも。 「澪、それはないだろ」 「黙れ、ペットが喋らないだろうが」 ああ、あなたは俺の人権まで奪い取る気ですか? 「こらこら、そこまでにしておきな」 「お姉………」 横から琉李子さんも顔を出してきた。どこから来たんだろう。 「少年ばっかからかって、変わらないなあんたは」 「お姉には関係ない」 「そんなこと言っちゃって、本当は少年と話せて嬉しいんだろ?」 「そんなわけないだろ!」 面と向かって言われたらショックだなぁ。 「やっほ少年」 「こんばんは琉李子さん」 「ちょっと見ない内に大きくなったなぁ」 昨日会いましたけどね。
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