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「少年、こんな夜にどこに行くんだ？」
「えっとですね、今日杏里さんの家に晩ご飯をご馳走になりに行くんです」
すると突然琉李子さんと澪が顔を見合わせた。
「奇遇だな少年、私達も呼ばれたんだ」
「本当ですか？」
まさか琉李子さん達もとは。
「なんでも澪子に会ってみたいらしい、家には一人だからたくさん食べさせてあげるって言ってたな」
「杏里さんも物好きなんですね」
俺だけ呼ばれたのかと思って浮かれてた自分が恥ずかしい。
でも皆で食べる晩ご飯も悪くないかもな。
「杏里の作る料理がどれほどの物か楽しみだなぁ」
琉李子さんはすでに妄想にふけている。
「いいか澪、杏里さんにまで迷惑をかけるんじゃないぞ」
「ペット、お前は黙ってればいいんだよ」
あーん、もう！
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