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今日はいつも以上の灼熱地獄。俺はパラソルの下で優雅に寝そべっている。
陰にいても汗が止まらない。この暑さは異常だ。
地球温暖化やらが話題となっているこの地球、嘘では無さそうだな。
「下僕、この暑さをなんとかしろ」
「無理言うな」
横にはちょこんと体育座りをしている澪がいる。
「そんなこともできないのか。使えない下僕だ」
おいおい、そんなことができたら神になれるぞ。
「澪、お前は泳がないのか?」
「私の勝手だ、お前に指図される筋合いはない」
澪の口の悪さにはやれやれだ。
そして今俺は海に来ている。周りには家族で来てる人や同級生くらいの男女と様々だ。
ここに来た理由として杏里さんの言い出しから始まったわけだ。
話は数分前に遡る。
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