21717人が本棚に入れています
本棚に追加
「………澪? 人違いだよな?」
「失礼な奴だ、主人の顔も忘れるドアホが」
この少女、間違いなく澪だった。
澪の服装はティーシャツ一枚。ということは下に水着を着用しているわけか。
「ジロジロ見るな、そんなに気になるか?」
「ち、違うわっ!」
「ふんっ、私が見ない内に鬼畜になりおって」
あー、まったくこいつは礼儀を知らない奴だな。
「しかし澪、どうしてここに?」
「友達五人くらいと一緒に来たんだ。そいつらと遊ぶ予定だったが仕方ない、下僕といてやる」
おい、友達に失礼だろうが!
「感謝しろ、このご主人様と一緒に遊べるんだぞ」
「おいおい、それは身勝手だぜ?」
「黙れ、下僕のくせに私に口を開くんじゃないよ」
こんな性格でも笑顔くらい見せてくれたらかわいいんですがね。
最初のコメントを投稿しよう!