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しばらく経った。俺はずっと海の彼方を見てたけど杏里さんと澪はどうなったのかな?
「裕くーん」
杏里さんがこちらに走ってきた。
「どうしました?」
「澪子ちゃんがね、おかしくなっちゃったの」
俺は澪を見た。顔を真っ赤にして何度も何度も胸をさすっている。
「えへへ、これで私も………ふふっ、うふふふふ」
なんだあの満面の笑みは? 逆に気持ち悪いぞ。
あの表情からして喜んでいると見る。
「杏里さん、もしかして………」
「澪子ちゃんの気に押されて、やっちゃいました」
本当にやっちゃったんだ。なんて羨ま………違う違う。
「でもね、澪子ちゃんのはあまりに無さすぎて揉むっていうか撫でるって感じだったかな?」
あ、ドンマイ澪。
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