衝撃、杏里のお泊まり

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「裕大、布団は………」 お決まりっすね。ナイスタイミングで出てきましたよ母さん。 「お邪魔みたいね、母さんは退散するわ」 「違うって、これは杏里さんが階段から落ちそうになってだな。杏里さんも説明してください」 「………ありがとう」 だああぁぁ、今はお礼を言う状況じゃないでしょうがっ! 「ふふっ、晩ご飯でも作って来ましょうね」 「それなら僕も手伝います」 正気に戻った杏里さんが俺から離れた。 「いいの? 裕大と遊んでていいのよ?」 「僕料理得意なんです、お手伝いをさせてもらったらと思ってます。裕君にも美味しい物を食べてほしいです」 声から熱心さが伝わってくる。手伝い好きみたいだ。 「分かったわ、一緒に作りましょう」 「はいっ!」 さてさて、今日の晩飯が楽しみでございます。
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