想い人、琉李子と澪子と

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それから毎日リョウ君と澪子の日々が送られた。 澪子はリョウ君にひたすら命令をし、リョウ君はそれに従うばかり。 これが毎日続くんだ。リョウ君にとって苦になってるのではないだろうか。 それでもリョウ君は笑っていた。なんだかとても楽しそうに。 そして次第に澪子も変わっていった。ほとんど見せなかった笑顔を一日に何度も見せるようになったのだ。 リョウ君が帰ってしまうといつもの無表情に戻ってしまうけど確かに澪子は笑い出した。 いずれ私にも笑ってくれるかな? 毎日が楽しみだった。 夏休みも時を重ねるごとに短くなっていき終盤に差し掛かった。 私は澪子の提案で二人で図書館にやってきた。借りたい本があるらしい。 提案というよりいつものわがままだけど。 まぁ澪子も変わったからよしとしよう。
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