七人ミサキ

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  『お前さぁ、あんまり関わらない方がいいぜ』   厚い雲も正午になると徐々に薄くなり、所々光がさすようになった   『なにが?』 『木場だよ』    アキオとクラは、中庭のベンチで育ち盛りの旺盛な食欲を満たしていた       『おい、聞いてんのかよ』   クラの声が少し尖った   『聞いてるよ』   アキオはのんびりサンドイッチを口に運ぶ 『うめぇ』   『それ、夢ちゃんが作ってくれたやつ?』 『うん、俺、母ちゃんいないしね』 『俺はいても作ってくんないぜ?』 『夢は優しいんだ』 『だから、夢ちゃんを悲しませんな』 『悲しませてねぇよ』 『木場だよ』 『またかよ』     『正義感もいいが、毎回首突っ込むな』
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