七人ミサキ

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  『木場、お前、用田になんかしたの?』   アキオは頭の隅に引っ掛かりを抱えながらも、優しく問いかけた   『何もしてないわよ!いきなり、机に花があって、幽霊扱い!昨日までは田所君がいじめられてたのに今日からいきなり私!』   『でも何かあったから、用田が木場にするようになったんじゃねぇの?』   アキオのゆっくりした問いかけに、木場郁子は目を吊り上げて反論した   『私は何も悪くないっ!静香が…静香が…』 『矢部がどうしたって?』    『静香が田所を気持ち悪がってハブにしてたのに…なんで私に?私、言われた通りしてただけなのに!』   木場郁子は段々にヒステリックになり、矢部静香や用田をなじりだした それをアキオは根気強く聞いていた 木場郁子の思考は   『私は悪くないのに、何故私ばっかりが』 に、一貫していた      
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