ある日の午後🍀

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とはいっても、大型書店では忙しくてこのような時間は取れないだろう。だからミチオはコンビニ程の大きさの本屋になったのだ。開店時間も閉店時間もその日の気分で変える事ができるし、本は読み放題。うたた寝しようが何しようが誰にも文句を言われない。 毎日店を開いてる時間が違う本屋なんてお客からしてみれば迷惑かもしれないが、そんな本屋でもないよりはあった方がいいだろう、とミチオは思っている。 昼下がりののんびりとした時間はあっという間に過ぎ、時刻は4時を過ぎようとしていた。 学校帰りの学生達が立ち寄る時間帯だ。 カランカラン。 ほら。さっそく制服姿のお客がやって来た。
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