プロローグ

3/5
前へ
/92ページ
次へ
「水樹ーっ早く起きなさーい!遅刻するわよっ!」 「はいはい分かりました今いきます。もぅーうるさいんだから」 ぶつぶつぼやきながら2階の部屋から降りて行くと、父親の達彦が、会社へ出かけるところだった。 「おぉー水樹行ってくるよ。しっかり勉強しろよ。」 と軽く片目をつぶってドアを閉めた。 (うっ!父親にウインクされても気持ち悪いだけなんですけど…) 肩をすくめながらひとりごちた。
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加