ある日から始まる詩

2/2
前へ
/2ページ
次へ
河原で二人隣り合わせに座って将来を話したね。 どんな結婚式するかとか 子供の名前とか 何人欲しいとか 犬は何飼うかとか 家具は何色でまとめようかとか 帰り道は二人乗りで僕は立ちこぎで全速力で走って君は笑顔で笑ってたね。 とても楽しい思い出だよ。 今君は何してる? 空を見上げた僕はそうつぶやく。 一人で部屋にいる僕はこんな独り言を言ってみた 僕は360日好きでいるよ 残りの5日は愛しているよ 君はどうかな? 窓際に座り空を見上げる 星は三つ 後一つは大きな満月 時間はPM22:37分 ラジオは天気予報になって 明日は雨らしい この満月も明日は出ない 毎日思い出す あの日の出来事 どんな結婚式するかとか 子供の名前とか 何人欲しいとか 犬は何飼うかとか 家具は何色でまとめようかとか 何故か思い出す ふと後ろを見ると笑顔の君 また変な事を考えてるの? って僕に問い掛ける 僕は恥ずかしそうにはにかむ 君は今幸せですか? 彼女は僕に聞いた。 僕は 幸せだよと答えた。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

86人が本棚に入れています
本棚に追加