私の日常

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「あ……」  スグルの手は、私の首に伸ばされていく。気管が塞がれていく感覚に、私は溺れる。心地良い圧迫感とスグルの体温。 「はっ……あ……」  顔が赤く染まって、呼吸も苦しくなったころになってスグルは手を離した。 「おかえり」  そう言って、まだ息の荒い私にキスをして笑う。 「……ただいま」  私もまた、息を整えて言う。もちろん笑顔で。  これが、私の日常。
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