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開会式が終わり、顧問である西岩のもとに集合。
集合すると同時に西岩は和也の質問を浴びた。
「なんで神崎あんなに少ないんですか?」
これは和也だけでなく全員の疑問だった。
西岩は真剣な顔で返した。
「どうやらここに到着する前に交通事故にあったらしい……」
「それで助かったのがあの8人だけってことか……」
「そうだ……。この状況で優勝しても本気で喜べんじゃろう。じゃが、可哀相だからと言って手を抜くのは……いただけない」
「俺らでも優勝が狙えるって訳か……」
いつもかっこよく決めようとする伊東が言った(笑)
「じゃあ1区お願いしますよ上田さん(笑)」
「あぁ…こうなりゃ優勝だ。へボすんなよ。」
3年間共に練習してきた仲間が初めて優勝を志した瞬間だった。
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