710人が本棚に入れています
本棚に追加
/255ページ
おおばば様に謝られて、二十人は言いたいことを言えなくなってしまった。
すると、沙也加が一歩前に出た。
「他に方法はなかったんですか?無理矢理連れてくるんじゃなくて」
おおばば様は首を横に振った。
「これが今の最善の策じゃ。しかし、それはわしらの都合かもしれんな。すまなかったな」
おおばば様は再び頭を下げた。
魔法使いたちがそれを見て、ざわついた。
空気が悪くなったのを察してか、リレンが明るい声で言った。
「そ、そういえば、自己紹介をしていなかったわね。おおばば様の事は、言ったわね。私は、『リレン・アーサス』攻撃部隊六番隊隊長よ」
それに習うように、周りにいた他の魔法使い達も自己紹介を始めた。
最初のコメントを投稿しよう!