ヒレンネレイトシュール

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おおばば様に謝られて、二十人は言いたいことを言えなくなってしまった。 すると、沙也加が一歩前に出た。 「他に方法はなかったんですか?無理矢理連れてくるんじゃなくて」 おおばば様は首を横に振った。 「これが今の最善の策じゃ。しかし、それはわしらの都合かもしれんな。すまなかったな」 おおばば様は再び頭を下げた。 魔法使いたちがそれを見て、ざわついた。 空気が悪くなったのを察してか、リレンが明るい声で言った。 「そ、そういえば、自己紹介をしていなかったわね。おおばば様の事は、言ったわね。私は、『リレン・アーサス』攻撃部隊六番隊隊長よ」 それに習うように、周りにいた他の魔法使い達も自己紹介を始めた。
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