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黒板には神の歴史と書かれていた。
「今から、あなた方に魔法界に伝わる神話をお話します。けれど、これは作り話ではなく本当にあったことです。
少しだけリレンさんが話されたそうですが、本日は、マホロに語り継がれている神々の誕生から話しましょうね」
未来は首を傾げた。この世界では、神様を本当に信じているようだ。アリユでさえ、笑顔を消している。
「これは、書き写す必要はありません。耳を傾けるだけでよろしいです。ただ、しっかりと心をもって聞いて下さいね。それでは話しましょう。神々の誕生を」
アリユは大きく息を吸うと、ゆっくりと話し始めた。
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